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うぶすな日誌

うぶすな日誌

 | うぶすな作業場から

ヒルヤモリ

皆さん、こんばんは。
雨がしとしと降っています。
昨年こつこつと記し続けていた天気表を見ると、
9月の一日中雨の日は2日だけでした。
今年は雨ばかりです。変な天気です。

 

20150916

 

この間、朝出社する際、ある小さな生物を発見いたしました。
その子は「ヤモリ」です。
た、たぶんヤモリだと思うのですけど。たぶん。

3センチぐらいのプチヤモリがアスファルトの上で同化の術を使っていた為、
巨大な足で踏みつける寸前でございました。
家を守る生き物を踏みつけてしまってはなりません。

よく家の網戸にもオブジェのように張り付いているので、
凶悪な飼い犬に見つかる前に、必死の救出劇を繰り広げています。
「きゃつに見つかったら最後!命はないものと思った方がいい!後ろを振り返らず早くお逃げなさい!」と、
手づかみで外にポイッと放流し、今迄何匹救ったか分かりません。
ヤモリは目がくりっとして、手がピトッとケロッコデメタン(古い)みたいで可愛いのに、
凶暴な犬ころに襲われてしまってはいけません。

しかし、ずっとヤモリはグアムか南国にしかいないものだと思っていましたが、
普通にいるものなのですね。
というか最近増えているような。
日本が亜熱帯化しているのでしょうか。

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 | うぶすな作業場から

自画自賛の正しい使い方

皆さん、こんばんは。

私たちの仕事はお正月飾りの「えと縄」をデザインし、制作する仕事です。
当然仕事を進めるにあたって、問題点、悩みにぶちあたります。

 

20150911

 

たとえば一番重要な、その年の干支人形。
この色でいいのか?
そもそも形が可愛くない?
注連縄と喧嘩しちゃって目立たないか?
ペイントが多過ぎてかえってウルサイ?
干支の表情はこれで可愛いだろうか?
目は黒丸がいいのか、白目もあった方が?
鼻の穴は必要?
うーん、何だろう、なんか決定打に欠けるなあ…

などなど。

そういう時はウンウン考えるよりも、他力本願のうぶすなです。
「これどう思う?悩んでるんだけど」と不気味に真っ直ぐな目で疑問を投げかけ、
参考になるヒントを待つのです。
幸いな事に、「そんなの自分で考えてよ」という職場じゃないのが良い所。(自画自賛)

今日も、干支人形の出来映えに少しばかりの疑問を抱いていたので、
午夫にジャッジを投げかけてみました。
しばし考え、大御所の貫禄でおもむろに筆をとる午夫。
鼻の穴を消し、耳を少しおおぶりに描き、お腹に金色の絵の具を足すと、あら不思議。

すると、すぐさま午夫の口から発せられた
「俺、才能あるなー」

い、いや、確かに前のものより全然良くなっとりますよ。
ですが、それは私が判断すべきこと。
私が褒める前に、瞬時に自分で自分を褒める。
正しい自画自賛の使い方を学んだ、秋の一日でした。

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 | うぶすな作業場から

バンドブーム世代の血が騒ぐ

皆さん、こんばんは。
パープルヘイズならぬ、蚊取り線香の蚊取りヘイズに燻されての仕事中です。

先ほど酉子から「何だか、外から乱痴気騒ぎが聞こえる!」と言われ、
「何事か!」と駆けつけると、外から大音量の音楽が聞こえるではありませんか。
屋内でバンド練習している音ではなく、あきらかに野外ライブばりの大音量が。

 

20150828

 

静かな住宅地なのになぜ。
しかも、「イエーッ!フーッ!ありがとう〜!」という合いの手つきです。
単調でヘタクソな3コードパンクメロディと野外ライブ独特の音が、
バンドブーム世代ど真ん中の私の脳を刺激し、思わず衝動がおさえられなくなり…。
酉子に「ちょっと見に行ってくるわ!」と言い残し、音のする方を確認しに行ってしまいました。

遠くてよく分かりませんが、やはり野外で演奏しているご様子。
思わず昔ライブハウスによく行ってた頃の自分がフラッシュバックし、
今の姿がエプロン姿のオバサンだというのを忘れて、
「oi oi oi!」と叫びながら乱入しそうになってしまいましたよ。
いけない、いけない。

でも昔を思い出して、ちょっと楽しゅうございました。
写真は先日行われた午夫参加のライブの様子です。
勝手に写真のせて怒られるかもしれない…。

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 | うぶすな作業場から

一人一芸

皆さん、こんばんは。
今日のうぶすなの作業場は、計算式の落書きだらけです。

朝の情報番組でたまたま見た数学の問題を、
数学が得意(ブログを書いている子美(ねずみ)比)の酉子とYさんに投げかけてみました。
中2の問題とは思えぬ難解な問題なのに、
いい加減に覚えた私が「風速70mで歩いて〜」と、さらに難解さをプラスする有様。

酉子が「風速!?風速ですか?えっ、風速だと??」と、余りに斬新な問題に驚いてましたが、
何の事はない、分速と風速を聞き間違えて問題を出してしまっただけでした。

結果は見事にYさんが正解。
毎日お子さんに勉強教えてるだけあって、現役並みの頭脳です。

 

20150827

 

やはり一人一芸あるものですね。
この一芸を活かして、チームの仕事は成り立っているのですね。

私の一芸は何か考えたらズバリ「手が大きい」。
太い藁束も一発で握ることが出来ます。

か、悲しい。こんなのが一芸だなんて。

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 | うぶすな作業場から

えと縄秘伝の絵巻

皆さん、こんばんは。
つかの間の夏休みが終わりましたね。
祭も休みも、いつかは終わるもの。
気をひきしめ、お仕事、勉強、がんばってください!

 

20150818

 

仕事と言えば、私たちが作っているお正月飾り「えと縄」に欠かせないものが、
制作用のマニュアル。

全て手作り、人形の絵付けも行っているので、
絵付けの際の色の配分や、模様の描き方、
注連縄の部品づくりや組上げ方法がスタッフさんに分かりやすいように、
毎年秘伝の書を作っています。

それも、手書きだったりPCで作ったり。
写真を入れて、何とか分かりやすく、
どうせならば仕事をしていても楽しい気分になれるようなものをと、
毎年頭を悩ませながら作っております。

ここは、あえて何センチと決めてしまった方がいいのか、
感覚でやってもらった方がいいのか、
裏からの写真もいるだろうか、
イラストも入れた方がいいだろうか?
試行錯誤の日々でございます。

すべてのえと縄の秘伝の書となると、かなり膨大な数になります。
時にはスタッフさんの素晴らしいアイデアに、
「おお!そっちの方法のがいい!」と思ったり、
効率よく仕事をする為、独自開発してくれた道具類や、
実はこれが仕事に便利というグッズに「ブラボー!」と叫びたくなったり。

ただの紙切れのマニュアルだけで、えと縄は出来ず。
やはり優秀なスタッフさんあっての、えと縄づくりだわと毎年思うのでした。

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